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1999年10月の日記

         
1999年10月23日(土) さあ!うんどう会だ! (がみがみ)


「第2回おやこDEうんどう会」まであと2週間。
伸び悩んでいた参加者の数も、ようやく40家族・120名を越えそうだ。
昨年に続き、幼児さんの参加が多く、「ほのぼの運動会」になりそうだ。
よちよち歩きの子どもたちが、一生懸命競技に参加する様子というのは、ほんとにかわいい。
養親さんたちが目を細め、写真を撮りまくる!!のもよく分かる。  
今年はボランティアさんも30数名、お手伝いしてくださることになった。
5人の協会職員では何もできないので、本当に助かる。感謝感謝・・・。
今日は、うんどう会の企画委員会を開いた。8人のボランティアさんが参加してくれた。
企画段階からボランティアさんの協力を得るのは初めてのこと。
プログラムをいろいろと考えたのだが、若者たちからあふれるアイディア。
う〜〜ん、楽しいうんどう会になりそうだ。晴れたらいいなぁ。

           
1999年10月21日(木) 週末里親懇談会 (けたけた)


今日は、大阪府と大阪市合同の週末里親懇談会が行われた。
今回は、週末里親さん3人にシンポジストになっていただいて体験談を語ってもらった。
その体験談を聞いて、フロアーにいる里親さんや施設の先生から活発な意見が出された。
週末里親さんの悩みは、子どもが本当に楽しみに我が家に来ているのか、
子どもの施設での生活はどうなのか、年長の子どもと関わっている里親さんからは、
卒園する時に子どもには自立のための補助があるのか・・・など、
「ボランティア」という形で関わってはいるものの、
心配事は養育里親さんや養子里親さんに匹敵するほど、
子どもへの思いはあつく、頭が下がる思いだ。
施設の中では経験できない「家庭での日常」が、少しずつその子の「身」になっていると信じたい。

           
1999年10月19日(火) 養親講座が終わって (がみがみ)


3週連続開催の養親講座が終わった。第1回めは参加者同士の交流も目的としたワーク。
みんな、ちょっとドキドキだったようだが、それでも場はずいぶん和やかになり、
休憩時間などは、それぞれに交流を深めておられたようだ。
2回めは、3才の男の子を引き取って1年たった養親さんの話。
養親さんが話をしてくださっていた間、当の男の子は
うちの職員と事務所で遊びながら待ってくれていた。話が終わり、男の子は講座の部屋へ。
「おやこ」の姿を見ながら、「未来の自分たちの姿」を思い描いていた
ご夫婦も多かったのではないかと思う。そして、最終回。
血のつながらない親子が、親子としての絆を築いていく経過を、 
わさわさ より講義形式で話をした。  
講義を終えての感想をひとことずつ話してもらうと、
「ますますやる気がでた」「がんばりたい」という声が多かった。
夫婦でいろいろ話し合うきっかけにもなったようだった。さてさてさて・・・。
この中から、幾組の「おやこ」が誕生するだろうか。

           
1999年10月14日(木) 全国里親大会 (まじまじ)


先週の金曜日に全国里親大会が長崎県佐世保市で開催され、参加してきた。
全国各地から児童相談所の方や里親会の会員さんの参加があり、規模の大きさを感じさせられた。
そして横のつながりの強さも思われた。
里親の表彰に続き、体験発表では、里子の発表もあり
「3回も謹慎になったけど・・」のあたりで笑わされ、
「その度に母は僕のために謝ってくれました。」というあたりでジンとさせられた。
彼は、親への甘えから脱皮して自立の気持ちになっていったそうだ。  
午後の記念講演では上智大学の網野先生が「子育て支援と里親の役割」という演題で話された。  
来年は和歌山県で開催される。
今回は遠方ということもあり、里親さんと出会うこともなかったが、
来年は里親さんにも出会えるだろうか。  
前日から長崎に行き、ハウステンボスに寄ってきた。
残念ながら雨だったが、それなりにおもしろかった。
行くのが楽しみなあまり、大会の案内をもっていくのを忘れたのは我ながら情けなかったけど・・。

           
1999年10月08日(金) 出会いのチャンス (がみがみ)


「愛の手」に掲載された時には、養親さんとの出会いに恵まれなかった子どもたち。
掲載後も、私たちは常に心に留めて、なんとか出会いがあれば・・・と思っている。
そんな子どもたちの写真をパネルに貼って、養親講座の時などに掲示し、
新たな出会いを求めることがある。
今回も、養親講座の2回目に掲示するために、パネルの整理をした。
前回、パネルに掲示をしていて、その後に縁あって養親さんとの出会いがあった子どもが5人。
新たにパネルに貼り出すことになった子どもが3人。  
さてさて、講座の参加者たちは、パネルを見て反応してくれるだろうか?
「この子だ!」と思う子どもに出会ってくれるだろうか?
「この養親さんに出会うために、この子は今日まで待ってたんだなぁ」
と思えるような出会いがあればいいなぁと思う。
1人でも多く、このパネルから、写真をはがしてやりたいなぁと思う。

           
1999年10月05日(火) 2枚の似顔絵 (うとうと)


先日、「台風で学校が休みなので、車でそちらに一家で伺います」と、
1年2か月前に5才のS君を引き取っていただいたNさんから電話があり、
協会に遊びに来てくれた。久しぶりに見るS君は精悍な顔になっていて、より一層ハンサムボーイに。
1年前に家庭訪問に行った時に、S君が描いてくれた私の似顔絵を、
私は大事にロッカーに貼っているのだが、その日にもまた描いてくれた。
私の顔をじっと見つめて一生懸命描いてくれるS君に胸がいっぱいになった。
Nさんも自慢の息子を持つ親として、誇りでいっぱいのようだった。
そういう親子を見ることは、私たちの仕事のうちで大きな喜びを占める。
Nさん一家が帰っていって、前の似顔絵と並べて貼り、
改めて眺めてみると、その上達ぶりにびっくり!
職員一同「めちゃ、うまなったやん!」であった。
それにしても、「台風だから」といってわざわざ来てくださったNさん。
無事に家に帰り着いただろうか。ちょっと心配。