1人の子どもと1組の夫婦が出会って、血のつながりをこえて親子になるということは、そう簡単なことではありません。
特に、色々な事情で実親から引き離されなければならなかった子どもの心には、
大人に対する不信と大人からの愛情への渇望とが入り交じって、なかなか複雑な心境になっているようです。
「親子むすび」の過程は100人の子どもがいれば、100通りの経過があります。
ここでは、月刊紙「あたらしいふれあい」に連載した「シリーズおやこむすび」を紹介しています。
- A君 A君が養親さんに引き取られたのは3才の時でした。A君は施設にいた時に…
- B君 B君が愛の手欄に掲載され、里親さんと初めて面会をした時には3才になっていました。…
- C君 「愛の手」に掲載された時、C君は3歳半になっていて、里親さんが初めての面会をした時には…
- D子ちゃん D子ちゃんは3才の時に愛の手に掲載されましたが、里父さんと里母さんに出会った時は…
- E子さん 「所長さんはおられますか」と言いながら、少し緊張したE子が事務所に入ってきた。…
- F子ちゃん F子ちゃんは9カ月の時に「愛の手」に掲載されました。何組かの申込みを受けたものの…
- G君 愛の手に掲載される子どもたちの中には、「再掲載」される子どももいます。…
- H子ちゃん H子ちゃんが「愛の手」に掲載されたのは、今から4年前のこと、すでに6才前になっていました。…
- J君 3才で愛の手に掲載されたJ君が里親に出会ったのは4カ月後のことでした。…
- K君 Bさんに初めて会った時、私の心臓がどっくとしたのをよく覚えている。…
- L子ちゃん L子ちゃんが愛の手に掲載されたのは、2才3カ月の時。ショートカットのよく似合う女の子でした。…
- M君 M君が里親さんと初めての面会をしたのは3才1カ月。応接室に入るなり「イヤーッ!」と大泣きし…
- N子ちゃん N子ちゃんは今、2才と1カ月。平成9年3月に「愛の手」に掲載され…
- O君 O君が「愛の手」に掲載された時は4才9カ月でした。甘え上手で人なつっこく、賢い子どもで…
- P君 P君は今4才3カ月。Fさんのところに迎えられて8カ月が過ぎようとしています。実はP君は…
- Q子さん Q子は、小さいときから華奢で、おとなしい子どもだった。…